第2、第5中足骨骨折から6週間。
シーネ固定を早く外したくて外したくて、毎週のように「まだですか」と先生に聞いていた。
先生の答えはいつもこうだった。
そして6週間後の受診日がきた。約1カ月半だ。
Contents
6週間でシーネ卒業!
早速、先生が撮ったレントゲンを見る。

骨折部が修復されるときは、仮骨がもやもやと見えてくるとネットで調べあげた知識で思っていたけど、私の場合は仮骨らしきものは一切見えない。(素人目)
だから骨折が治っているのか不安だった。
でも先生曰く、順調に骨折部は埋まってきているとのこと。
でも、夜だけはつけていてください。寝ている間にぶつけたり何かあるとだめだから、夜寝る前にこのシーネを自分で包帯で巻いてね。朝起きたら外していいよ。
レントゲンを撮るためにシーネを外した状態の足を見ながら、
病院から家まで帰る道中、生足で動くのが怖かった。
左足の靴持ってきてないし。
ということで、家に着いてからシーネを外してみることにした。
外した後の足の感覚
ワクワクしながら帰宅。
帰宅後、すぐに包帯を解いてシーネを外してみる。
自分の足じゃないみたい。
早速外した状態で立ってみる。
久しぶりの左足の足裏の感覚。
感覚があるような、ないような。
体重をおそるおそる、すこーしかけてみる。
いや、体重かけてないから痛くないんだった。
こわくて、とても体重をかけられそうにない。
指が曲がらない
「拘縮」というのだろう、6週間も動かせずにいたため、足首と足指が曲がらない。
足首は若干動かせる程度。ほんとに若干。
指は全く動かない。
手で力を加えてもガッチガチでびくともしない。
靴が履けない
ギプスシューズを履くとなんとなく安心する。
というか、ギプスシューズ以外は履けない。
事故前に履いていたゆったりめのスニーカーも今は左足はきつくて入らない。
骨折後の腫れが残っているのか、ずっと使ってなかったからたるんでるのか、よくわからないが、とにかく普通の靴は入らない。
何を履いて外に出たらいいんだろう?
しばらくはギプスシューズか?とも思ったけど、シーネのない足でギプスシューズも変なので、ゆったりめスニーカーに無理矢理足を突っ込む。
するとベルクロがしっかり締まらないとはいえ、なんとか足が入った。

パンパン!!
歩くると足もキュッと締まっていって、ベルクロもちゃんと締められるようになっていったよ。
お風呂の喜び
その晩は久しぶりにお風呂で左足を浸けることができた。
6週間ぶりに左足を洗う。
ああ、体を洗えるって何て幸せなことなんだろう。
何やら皮膚?垢?がとめどもなく出る。
楽しいけど、キリがないので一旦やめる。
この「こすってもこすっても」状態は外した日から1週間くらいは続いた。
包帯でぐるぐる巻きにさえていた足も、包帯の中では皮膚は常に代謝で生まれ変わっていて、包帯のせいで垢が外に排出できずに留まっていたんだと理解。
人間ってすごいなーと感心。
毎日お風呂で洗うことの重要性も実感。
リハビリ開始
この状態では、まだ松葉杖は手放せそうにない。
シーネで守られていたときは、シーネの上から体重をかけて歩くことができたけど、いざシーネがなくなると生足で自分の体重を支えるのがこわい。
シーネが付いていた時の方が、スタスタ歩けていた。
松葉杖必須。
早く元どおりに歩けるようになるためにゆっくり歩行練習を開始。
荷重をかけて歩く
どうしても左足を庇ってしまうので、できるだけ左足にも体重をしっかりかけて歩くことを意識する。
リハビリの中で、歩く練習が最も大切だと思う。
痛くなりすぎない程度に、負荷をかけて以前の感覚を取り戻す。
何より歩けることが楽しいので、私は歩く練習は全く苦にならなかった!
物理療法
整形外科で患部を温める治療をやってくれる。これも根気強く通う。
痛みに関しては意外と効く。
半信半疑だったけど、治療を受けるとだいぶ楽になるので結構熱心に通った。

お風呂でマッサージ
物理療法と同様、温めることはとても重要。
血行を促進して治りを早くする。
足首や足指の拘縮も温めた状態でマッサージすると効果的。
毎日、お風呂で足首と指をくねくね、にぎにぎ、熱心にマッサージする。
徐々に歩けるように
シーネを外した直後は、とても自分の足とは思えないような感覚だったけど、それも徐々に回復していった。
2週間後
シーネを外して2週間(骨折から8週間)経つ頃には、松葉杖を持たなくても歩けるようになった。でもまだ歩行は遅く、周囲に迷惑を欠ける可能性があるため、アピールも兼ねて松葉杖は1本は持ち歩いていた。
4週間後
松葉杖も持たずに歩けるようになった。
小走りくらいならできる。でもまだ体重をかけると結構痛い。
8週間後
自分的には元どおりスタスタ歩けていると思うレベルまで回復。
体重をかけると痛みはあるが、痛みにも慣れてきている(笑)
夫に言わせると「まだ若干びっこが残っている」らしい。
回復は順調で、リハビリも楽しかった。
そんなことより、まずは歩けることの喜び。
あたりまえのありがたさ。
ああ、自分の足で行きたい場所に向かって行けるってすばらしい!!!