【女の子産み分け】O+12法って何?実はかなり難しい方法です

女の子産み分けの方法でO+12法という方法があると聞いて、調べてみました。

日本ではあまり有名ではないですよね。


目次

O+12法とは

O+12法の意味

O+12法

読み方:オープラストゥウェルブホウ

OとはOvulation(=排卵)のことで、排卵の瞬間から数えて12時間後に性交渉すると女の子が生まれやすいとされている。

厳密に12時間後ではなく、8~20時間後とだいたいでOK。

とあるオーストラリア人女性の体験から生まれた産み分け方法。


とある女性の体験談から生まれた産み分け法

このオーストラリア人女性は当初から女の子希望で、よくいわれる排卵日2~3日前の性交渉で子どもを妊娠。

しかし、生まれた子どもは6人連続(!)男の子という結果だったそうです。

「排卵日2~3日前の性交渉では女の子は生まれない」と考えた女性は、排卵後12時間後に性交渉してみたところ、待望の女の子が生まれたんだそうです。

日本ではまだあまり有名になっていないO+12法だけど、海外では結構この方法を信じて実践している人も多く、海外の掲示板などでは成功体験の報告もちらほら見かけました。



なぜ排卵から12時間後なのか

女の子を希望する場合、排卵日2~3日前の性交渉が有効というシェトルズ法が有名ですよね。

シェトルズによると、女の子が生まれるためのX精子は酸性条件下に強いが、排卵前日から排卵日にかけては頸管粘液(のびおり)が分泌されて膣内が中性~アルカリ性に傾くんだそうです。

排卵日2~3日前を狙うことで、膣内が酸性の状態で精子を注入することができ、X精子に有利と考えられました。


排卵後を狙う理由

一方、O+12法は逆で、排卵後を狙うことを推奨している方法です。

一見真逆にみえるこの2つの方法なのですが、実は根拠には同じ考え方が取り入れられています。


というのは、頸管粘液は排卵が終わると分泌が止まる。

つまり、排卵後12時間経過していれば、頸管粘液は止まり膣内は再び酸性に戻ると考えられる。

この酸性に戻ったタイミングを狙うのがO+12法ということ。



排卵日と膣内の酸性度の関係

頸管粘液が出るタイミングは人それぞれです。

人によっては排卵日2~3日前から排卵日まで連続して分泌される人もいると思われます。

そうすると排卵日2~3日前を狙っても膣内は中性~アルカリ性に傾く時期に突入している可能性もあります。

そのため、体質によってはシェトルズ法よりもO+12法の方が合っているという人がいるのかもしれません。


O+12法の妊娠率は低い

ただ、O+12法の妊娠率はかなり低いと思われます。

理由は卵子の寿命です。


卵子と精子の受精可能時間の話

妊活をする上で卵子と精子の受精能については知っておきましょう。

卵子と精子には寿命のほかに「受精できる期間」が決まっています。

卵子の受精能

卵子の寿命は排卵から24時間程度とされているが、その中で受精能を保有している時間は6~12時間程度まで。

つまり、排卵後6~12時間の間に精子と出会わないと、妊娠率は極端に低下すると言われています。

精子の受精能

精子の寿命は2~3日、長くて1週間程度と言われていますね。

しかし、精子は射精後すぐに受精できるようになるわけではありません。

射精されて女性の卵管内に取り込まれ、そこでいくつかのプロセスを経て受精能を獲得っします。

その工程には射精後5~6時間程度の時間がかかります。

つまり、精子が受精能を得られるのは射精後5~6時間後。

受精能を得た後の精子はそれから48時間程度は受精能を保持し、卵子を待ち構えていると言われています。

O+12法が成功するパターン

卵子と精子の受精能をふまえると、排卵から12時間後に性交渉した場合、それから5~6時間後つまり排卵から17~18時間後に精子が受精能を獲得することになります。

O+12法で妊娠するためには、排卵から17~18時間後まで卵子が受精できる状態で生き残っていることが必要なのです。


図解します。

濃いピンクの部分が卵子が受精できる時間、濃いブルーの部分が精子が受精できる時間。
卵子の受精能がそれぞれ8時間、12時間、18時間、24時間だった場合を図にしてみました。

排卵から12時間後に性交渉したとすると、卵子の寿命が8時間・12時間のケースでは精子と出会うことができていません。

卵子の寿命が18時間のとき、ギリギリ精子と出会える瞬間があるかもしれませんね。

卵子の寿命が24時間のとき、卵子も精子も受精能を持った状態で6時間与えられています。

排卵「時刻」を特定するのは困難

O+12法を試すのに欠かせないのが排卵する時間を特定することです。

普通の妊活であれば、排卵「日」がわかればよいが、O+12法を厳密に実践するには排卵が何日の何時に行われるのかを特定する必要がある。

排卵が近づいてきたら排卵検査薬を1日に何本も使って、陽性になったタイミングから24時間後を排卵時間とするのか?

陽性になったタイミングから何時間後に排卵するのかは人によっても異なります。

だから、排卵検査薬だけで排卵時間を特定するのも難しいですよね。

排卵後12時間が特定できたとして、妊娠するかどうかは「運」次第なので、O+12法での妊活はかなりハードルが高そうです。



まとめ:O+12法


O+12法は排卵から12時間後をピンポイントで狙って性交渉すると、女の子が生まれやすいという比較的新しい産み分け方法です。

O+12法をきっちり時間を推定して実施できたとして、卵子と精子の一般的な受精能から考えると妊娠率は極めて低そうですし、そもそも排卵の日時を特定するは非常に難しいことです。


O+12法はかなり難易度が高そうな産み分け法だと思いました。


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