「アフィリエイト」「副業 ブログ」と検索すると、広告がバンバン出てくるMy Labo。
WordPressでブログを始めたばかりだった私はブログネタ探しに困っていて、「書かないアフィリエイト」という謳い文句に魅力を感じ、1年ほど前に月額980円のコースを申し込んだ。
はじめはデザインの素敵さに感動して喜んでいたものの、一旦サイトを作った後にふと疑問をもった。
別のブログでAdsenseの審査に合格はしていたし、A8.netなどのASPの収入も数百円程度得ていたので、私はまだブログ初心者だったとはいえ全くの初めてではなかった。
いろいろ考えた挙句、MyLaboでは稼げない感じがしたので、すぐに解約を申し込んだものの、「解約申請期間外」とのことで受け付けてもらえなかった。そして、解約申請期間をすっかり忘れていて、気づけばもう1年契約が自動延長されてしまった・・・!!私、アホすぎる・・・
マイラボをうまく活用する方法を私なりに考えてみたものの、知識の浅い初心者ブロガーが、MyLaboで稼ぐことは非常に難しい!!!という結論に至ったので、本記事では啓発の意を込めて、実際のMyLabo画面ややり方の紹介と、MyLaboがダメな理由を説明していこうと思う。
Contents
マイラボのやり方 実際の画面を公開!
マイラボに申し込み、支払いを完了すると以下の流れでホームページを作成していくことになる。
マイラボでは、他人のブログを自動で読み込む「フィード」という技術を使って複数のブログを自分のサイトに表示させることができ、まとめサイトのようなページを作ることができる。
① 自分のサイトが納品される
申し込み時に選んだテーマに沿った内容で作られたホームページが届く。
早速見てみると、めちゃくちゃオシャレなサイト!
この時はめちゃくちゃ嬉しかった!!
自分が別でやっていたwordpressブログよりも美しいUIだったから。
実際の私のサイトはこんな感じ。(テーマは「女性キュレーション」)

② フィードしたいブログを登録する
管理画面を開くとこんな画面が出てくる。

フィード登録画面では、フィードしたいブログを複数登録することができる。
ここに登録したブログが、サイト上に新着順に表示される仕組みだ。

③ サイトデザインをカスタマイズする
あとはサイトのカラーリングを設定したり、サイトロゴを変えたり、広告タグを貼ったりする。

月額980円以上のコースではMyブログといって、自分で記事を書くこともできるが、wordpressほどのカスタマイズの幅はない感じ。

MyLaboがおすすめできない理由
いろいろとカスタマイズを楽しんだが、私は結局のところ収入には結びつけられなかった。
私はブログ初心者の方にMyLaboをおすすめしない理由を挙げていく。
- 「書かない」=「オリジナリティ」がないため、サイトの評価が上がりにくい
- サイトを成長させる方法は教えてもらえない
- アクセス分析がしづらい
- 1年契約で解約しにくい
- 事務局の対応が威圧的で不快だった
順番に説明していこう。
①「書かない」=「オリジナリティ」がないため、サイトの評価が上がりにくい
これが一番大きなMyLaboの弱点だ。
書かないということは、自分自身で情報発信をしていない。
ただ情報をまとめただけで自身で有益な情報を発信していないサイトは「オリジナリティ」がないとされ、サイトが評価されない。
サイトが評価されないと、検索上位に表示されることはなく、アフィリエイトをする上で大きな問題になるのだ。
検索流入がないとアフィリエイトは稼げない。
まとめサイトではなく、アンテナサイトと呼ぶらしい。詳しく説明を見たい方→こちらの記事
② サイトを成長させる方法は教えてもらえない
サイトから広告収入やアフィリエイト収入を得るためには、サイトへのアクセスを増やす必要がある。
Googleに評価してもらって検索上位に来るようになれば、アクセスは増えるだろうが、①で説明した通りGoogleからの評価は得難そうだ。
あとはTwitterやInstagram等のSNSで拡散するという方法もある。
でも、全くのど素人が新しくSNSを開設したところでフォロワーはそこまで付かない。
もともと何万人ものフォロワーが多くいる有名人やインフルエンサーだったら、SNSでサイトを広めることでアクセスも得られるだろうが、一般人にはなかなか厳しい。
では、どうやってサイトを成長させたらいいのか?
その方法はマイラボは教えてくれない。
自分でやってくれ、というスタンスだ。
少なくとも月額980円のコースでは、何の説明もなかった。
③ アクセス分析がしづらい
サイトを運営する上で、アクセス数を把握することは大切だ。
今日一日で、一体何人の人がサイトを見てくれたのか、何ページ見てもらえたのか、という情報はアフィリエイトをする上で不可欠。
しかし、マイラボの管理画面の中にはアクセス数を把握する場所はない。
おそらく自分自身でGoogle Analytics等のアカウントを作成し、サイトに連携させてやっていけばアクセス数も把握できるのだろうが、初心者にはなかなかハードルが高い。
その辺りのやり方も、月額980円のコースでは、マイラボは全く教えてくれなかった。
④ 1年契約で解約しにくい
マイラボは1年契約だ。
一度契約すると、月払いの料金は12ヶ月分支払わなければいけない。
しかも、解約できる時期は契約月によって限られていて、私のように8月に契約した場合は5月1日〜6月30日の2ヶ月間しか解約を受け付けてもらえない。

この期間に解約申請をすると、次の8月までで契約を終了させてもらえる。
私の場合、まず申し込みをした2ヶ月後の10月に解約を申請したが、解約申請期間外のため受け付けてもらえなかった。
そしてその後、マイラボを全く使わずにしばらく忘れていて、「解約しなきゃ!」と気がついたのが7月10日だった。
7月10日に解約を申し出たものの、期間を過ぎているので解約できない。と言われてしまった。
忘れていた私が悪いんだけど、解約申請期間が2ヶ月しかないというのも規約に書いてあるだけでわかりにくいし、数ヶ月もログインしていないんだからリマインドしてくれてもいいのに。(売上を下げるためのリマインドは企業としてはしないだろうが)
1年契約なのは気を付けておこう。
⑤ 事務局の対応が威圧的で不快だった
解約ができなかったことに関しては、私の責任が大きいので諦めることにする。
にしても、その解約申請をした際の事務局の対応が威圧的で不親切に感じた。
一度目の返信で、「解約申請期間を過ぎているため解約は受付できない」と言われたので、それに対して、「状況は承知したが、わかりにくかったので改善して欲しい」という点を伝えたところ、この返信が来た。

要するに、「見てないお前が悪い」って言いたいんだろうなと感じた。
「。。」で句点も2個重ねてため息でも付いているのか・・・?(これは打ち間違いかもしれないけど)
消費者センターに報告しようと思っている旨を伝えると、こういった返信が来た。

こっちは裁判するとか全く言ってないのに。
マイラボ側は全く譲歩する気もないという意思表示だよね。
月々の契約料を払わないと言ったわけでもないのに、そこまで牽制する必要あるか?と不快に感じた。
最後に実際に消費生活センターに相談した旨を伝えるとこんな返事が来た。

消費者センターに報告されることの意味が伝わっていないみたい。
しかも最後に「!」ついてるし、何なんだ、そのテンションは。
マイラボとのやりとりはこれで終了したが、心にしこりの残る対応だった。
わかりにくかったことに対する申し訳なさや反省が伝わってくるとか、今後もサービスを活用したくなるようなポジティブなアドバイスなどの返信だったら、解約できなかったとしてもマイラボの印象は悪くならなかったのにな、と残念に思う。
消費生活センター相談して解決
以上が、私が実際にマイラボを体験して考えたマイラボが初心者には向かない理由だ。
私は地元の消費生活センターの相談員の方に本件を相談した。
解約に関しては仕方がないと諦めているので、今すぐに解約しようと相談しているわけではない。
わかりにくい規約、威圧的な対応に関して不信感を抱いたため、私のように後悔する人が出ないように、消費生活センターへ情報提供をしようと思った。
消費生活センターへ相談があった案件、国が管理するPIO-NETというデータベースに登録され、相談件数が多く悪質と見られるサービスや商品については行政指導が入ることもある。相談員の方は今からでも解約できる方法がないかを探してくれているが、私はぜひこのPIO-NETに登録される1件にして欲しいために、消費生活センターに相談した。

結局、クレジットカード会社の協力でマイラボからの請求を止めることができたんだけど、取り立てメールは止まない・・・

マイラボに望むこと
マイラボには、「副業をしたい」「ブログにチャレンジしたい」と思っている初心者の出鼻をくじかないようにしてほしい。
副業ブログの可能性は大きい。
初心者の方に、ブログってやっぱり稼げないな。って思って欲しくない。
今のマイラボのサービス内容と対応は、ただ単に会費集めのビジネスに見える。
本当にブログ初心者にとって有益なサポートができているのか。
ユーザーが何を求めているのか。
初心者向けにやっているサービスだからこそ、もっとわかりやすく、親切な対応とサービスを展開して欲しいと思っている。