マイラボというアフィリエイトサポートサイトに登録したはいいものの、うまく使えず持て余していた。
契約したコースは月額980円で1年契約というもの。
1年目で解約するはずだったけど、解約申請の期間が限定されていたようで解約ができず、もう1年更新となってしまった。
何より、事務局の対応にイラッとすることが多くて・・・

解約できなかったことは自分の落ち度もあるので仕方がないにしても、マイラボ事務局の対応は消費者として不信感が募った。
そこで、地域の消費生活センターに相談してみることにした。
Contents
消費生活センターへの相談は無料!
消費生活センターは都道府県または市区町村に存在する。
- 商品やサービスを購入したけど、聞いていた話と違った。
- 勧誘がしつこくてエステを契約してしまったが、やっぱりやめたい。
などといった消費生活に関わる苦情や相談を受け付けている。
内容によって、アドバイスや解決のサポートをしてくれる。
行政のサービスなので、基本的には全て無料だ。(通話料や通信料等の実費は除く)
私の案件はネットビジネスのトラブルだが、もちろんインターネット上で契約トラブルの話も聞いてくれる。
ある企業へのクレームが多ければ、もちろん目立つ。ひどいケースの場合には、国から企業へ行政指導が入る場合もあるんだって!
私はマイラボに対して、行政指導をおこなってほしいとまでは思っていないが、1人の消費者の相談事案としてこういうケースがあることを伝えたかった。
消費生活センターへ相談して解決してもらった
新規の相談は電話で受付しているセンターが多いらしい。
私は在住区の消費生活センターに電話してみた。
混んでいるみたいだね。
初回相談は詳細の聞き取り
承知しました。どういった内容でしょうか?
ご相談にあたって、差し支えない範囲で結構ですので、お名前とお住まいの地域、年代を教えていただけますか?
名乗りたくない場合は匿名でもOKとのことだった。
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
このあと、詳しい聞き取りをされた。
- マイラボとはどのようなサービスなのか。
- 何でマイラボを知ったのか。
- マイラボの広告はどんな内容だったか。今も広告は出ているのか。
- 申し込みは書面?メール?インターネット?どのような手段だったのか。
- 書面での契約書は持っているか。
- 月々の支払いは引落しか?クレジットカードか?
- 解約を受け付けてもらえない理由は?
- 解約申請期間は申し込み時点では把握できなかったのか?
ひととおり、説明をし終わると、
解約申請を断られた時のメールを転送していただけますか?
メールアドレスをお伝えしますね。
との指示を受け、マイラボから送られてきたメールを転送した。
相談員さんから対応の提案
後日、Mさんから電話がかかってきた。
先方は規約に書いてあるということを主張して、解約を受け付けないと言っているわけですね。
そもそも、広告のうたい文句と違う、全くサポートになっていない、ということであれば、契約自体を無効にする主張をする方がいいかもしれませんよ。
たしかに、誰でも簡単にアフィリエイトができると書いてありましたが、とても簡単とは思えませんでしたし・・・
あると書いてあった分析ツールとやらも、どこにあるのだかわかりませんでした。
そしてメールでお送りください。
その経緯書をもとに、マイラボに訴えてみましょう。
ということで、経緯書を作成した。
実物を公開してしまおう!
経緯書
誰でもできるアフィリエイトだという広告に惹かれて申し込みをしましたが、以下の点が広告に書かれていたことと相違がありました。
よって契約の取消をしたく、ご連絡させていただきます。
相違点① オリジナリティがないため、サイトが評価されない
「書かないアフィリエイト」という点が強調されていましたが、「書かない」という点こそ弱点だと知りました。
「書かない」ということは、サイト内のほとんどが他の人が書いたブログからの引用ということになります。
Google等の検索で自分のホームページを上位に表示させるためには、Googleからの評価を得る必要がありますが、オリジナリティのないサイト、全てが引用で構成されたサイトをGoogleは評価しません。
そのため、「書かないアフィリエイト」という手法自体が、Googleの評価を得にくい手法であることがわかりました。
Googleから評価を得ずともSNSでホームページを拡散する方法もありますが、素人が作ったアカウントでの拡散力はたかが知れています。
とてもアフィリエイトを継続していくほどのアクセスが得られるとは思えません。
相違点② 「初めての方でも安心のマニュアル」はなかった
申し込み時には初めての方でも始めやすいといううたい文句がありました。
しかし、使い方やホームページの作り方については特に説明はなく、自分で考えてサイト構築をする必要がありました。
また、ホームページを拡散していく手法に関しても、マニュアルやアドバイス等は一切ありませんでした。いただいたメールの説明を見ただけでは、アフィリエイトに適したホームページを作ることはできません。
相違点③ 「アクセス分析ツール」はなかった
ホームページの閲覧数(UU数やPV数)を知る術がありませんでした。
以上の点より、My Laboサイトにてアフィリエイトを続けていくことは困難と判断し、契約の取消を求めます。
いつもメールでのやりとりだけなら、今回もメールで送る方法で問題ありません。
また、その際、マイラボの電話番号も聞いてください。
後日、私がマイラボに電話します。
再度相手側に解約を申し出る
言われたとおり、経緯書をマイラボに送る。
勇気を出して、メール送信!!
すると、マイラボから4通もの返信がきた。
言いたいことを4通に分けて、「追記」「追記」「追記」と怒涛のメールラッシュ。
マイラボからの返信内容(私の脳内変換後)
1通目「そんなことないよ!うちのサイト使って頑張っている人がこーーんなにたくさんいるんだよ!見てみて!ほらね。写真とリンクたくさん添付付き」
2通目「追記:だからあなたにそんなこと言われると心苦しいよ。ほら、頑張ってみてよ!・・・・」
3通目「追記:ちなみに電話対応はしてないよ。」
4通目「追記:実は先日70代の女性からもマイラボで成功したって連絡があったよ!ほら、すごいでしょ!うちはすばらしいサービスなんだよ!ね!? で、電話対応はしてないから、法的手段とるときは封書でよろしく。」
相変わらずだ・・・
送ってきたの、夜遅くだよ・・・
しかも、電話対応は一切していないらしい。
とりあえず返信する気にはならないため、相談員Mさん宛に4通のメールを転送した。
Mさんから電話が来た。
話が進みそうにありませんね。電話ができないとなると、私ももうできることが・・・
最終手段:カード会社経由で支払いを止める
マイラボの支払いは毎月クレジットカードとのことでした。クレジットカード会社にこの決済を停められるか確認してみてください。
方法はいくつかあります。
- カード番号を変更する
- 決済代行会社の連絡先を聞いて、決済代行会社に請求を止める交渉をする
- そのほか、請求を止める方法があるか、カード会社に確認する
相談員Mさんに言われた通り、カード会社であるアメックス(Amarican Express)に電話してみた。
マイラボからの請求は毎月14日にKREED INCという会社名で980円の支払いが計上されていた。

カード番号を変えたら請求は止まる?
毎月14日に引落しされる980円の請求なんですが・・・
カード番号を変更したらこの請求は止まりますか?
代表的なものでは、電気料金やガス料金などは、カード番号が変わっても自動更新されて、継続して請求されるものがあります。
請求が止まるかどうかは、私共の方でもやってみないとわからないというのが実際のところになります。
今回お申し出のケースは、毎月継続して引落しされているとのことなので、おそらくですが、カード番号を変えても請求は続いてしまうかと推測されます。
一か八かやってみる方法はありますが、もしダメだった場合カード番号変更によって普段のインターネットショッピング等でのカード番号入力し直しのお手間がかかってしまいます。
決済代行会社に交渉するため、決済代行会社の連絡先を教えてほしい
全て電子取引になっており、私共の方ではStripeの連絡先は把握できない状態でございます。申し訳ありません。
連絡先がわかったとしても、海外の会社ですので消費生活センターの方が交渉するのも難しいかもしれません。
そのほかに請求を止める方法は?
マイラボ以外でStripe経由の請求があった場合、一緒に止まってしまうことになるというリスクはあります。
と言いましても、海外の決済代行会社でそこまでメジャーとも言えませんので、リスクは結構低いかと思われますが。
アメックスから有力な情報が得られたので、一旦ここで相談員Mさんに報告。
では、Stripeからの請求を一切止めるという方法が最も現実的ですね。
マイラボ側との交渉はこれ以上必要なくなりますが、念のため来年の解約申請時期に解約の旨を伝えることは忘れないようにしてください。
ではアメックスに連絡して、請求を止めてもらいます!
そのほかに質問等なければ本件は終了ということでよろしいでしょうか?
あ、今回のケースはPIO-NETに登録していただけますか?
私共が直接PIO-NETというシステムに入力するわけではないですが、区のシステムを通じて最終的には集約されることになります。
全ての案件をシステムに入れていますよ。
今回は大変お世話になりました!
また何かありましたらご連絡いただいて結構ですので。
どうぞよろしくお願いいたします。
結局このあと、アメックスに連絡し、Stripeからの請求を止めてもらった。
これによって、マイラボからの請求は今後来なくなる。
アメックスの方も言っていたけど、最近、ネット関連のトラブルが多いらしい。
これにて相談が終了。
ちなみにマイラボからの督促は続いているが、無視している・・・


消費者センターへ相談するメリット
マイラボに解約を受付させることはかなわなかったが、消費生活センターに相談することで結果的に請求を止めることができた。
もともとダメもとでの相談だったから、請求を止めることができてラッキーだったと言えそう!
消費者センターの相談員さんは、その道のプロ。相談員自体は行政指導等の権限は持たないものの、解決のためのあらゆる方法を知っている。
今回も相手企業への対応が難しいことがわかると、クレジットカード会社経由での解決方法を提案してくれた。
消費生活センターは地域の住民なら誰でも利用することができる。
費用は一切かからない。
マイラボとの契約に問題を抱えている人、いや、マイラボに限らず、何か商品やサービスで困っていることがある人、消費生活センターを利用してみては?