賠償(任意保険)

【統計データで見る後遺障害申請】申請理由は「痛み」が最多?認定されるためにできること

交通事故後に後遺障害を申請するケースでは、いろいろな症状がある。

  • 痛み・・・骨折後の痛みが引かない
  • 醜状障害・・・顔に大きな傷跡が残った
  • 可動域制限・・・靭帯損傷で膝が曲げられなくなった
  • 欠損障害・・・事故で指を切断した

など様々なケースがあるが、どのような後遺傷害の症状が最も多いのだろうか。

等級別割合は14級と12級で7割以上を占める

損害保険料率算出機構が毎年公開しているデータに、等級別の後遺障害認定件数があるのでみてみよう。

これを見ると14級が最多で57%を占めていることがわかる。

次点の12級が17%で、14級と12級で7割以上を占めている。

系列別構成比は「精神・神経症状」が最多

次に、系列別認定割合というデータがある。

系列別では精神・神経症状が最多の42.3%。

神経症状は言いかえれば「痛み」のことだ。

併合・相当が38.7%併合は複数の後遺障害等級がついた場合に使われるので、内訳はこのデータからは不明ではあるが、併合・相当を除いた系列だけでみれば8割が精神・神経症状だから、きっと併合・相当の中にも精神・神経症状が多く含まれているだろうなと推察できる。

痛みによる後遺障害が最多?

後遺障害に認定された等級で多いのは14級と12級。

そして、系列別では精神・神経症状が最多。

痛みに関する障害はRSDなどの特殊な傷病を除けば、12級13号か14級9号に分類される。

この数値を踏まえると、後遺障害の申請理由で最も多いのは痛みなんじゃないかと思っている。

わたし
わたし
怪我をした後に痛みが残るって辛い。
私も治ったはずの骨折の痛みがなかなか引かなくて、落ち込んだよ。

痛みは認定されにくい?

後遺障害申請件数に対して、認定件数は公表されていない。

12級だと思って申請したら14級だった。14級だと思っていたのに非該当だった。というケースもあるだろう。

異議申立てでの等級アップ率の低さ(11.6%)から見ると、審査の実態はかなり厳しいんだろうなということが伺える。

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痛みの後遺障害を認定してもらうためには?

指が欠損したとか、傷跡が残ったは、見た目にも明らかで認定されやすい。

一方で、痛みとった神経症状は目には見えない症状だ。

痛いといっても、痛くて眠れないほどひどい痛みなのか、つまようじで軽くちょんと刺されたくらいの軽い痛みなのかという尺度はない。

痛みは主観的な症状で、痛みを可視化することは難しい。

だから、どういう痛みなら認定されるのかというのは明らかになっていない。自賠責の組織内に、内々の審査基準があるようだが、どうにも厳しそうだ。

痛みがあるという主観的事実を客観的事実として示すことができる方法はの一つは、通院を続けること。

ただ通院を続ければいいわけではない。

主治医に痛みを伝えること

痛みに対する治療を続けること

私も痛みの14級9号認定を狙って後遺障害申請したものの、初回の結果は非該当だった。

その後、異議申立てによって結果が覆り、14級9号を認定してもらうことができたが、その最大の理由は症状固定後の通院があったからだ。

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症状固定後にも通院を続け、主治医に痛みが残っていることを伝え、痛みに対する治療も続けた。

その通院記録が、「痛みがあること」の証明になり、異議申立てが成功した。

わたし
わたし
神経症状の証明は難しい!
だからこそ、ちゃんと通院して客観的事実を積み重ねることが、等級認定への条件になるんだなぁ。

 

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