交通事故

【交通事故のあらまし】子ども乗せ自転車で乗用車に轢かれて大怪我した時の話

わたし
わたし
自転車で車と事故起こしちゃった。
夫
・・・は!?

事故直後の夫とのやりとりだ。

 

真冬のとある日の朝。

まだ少し薄暗い時間帯。

子どもを保育園に送るため、いつものように自転車で家を出た。

乗っていた自転車は前乗せチャイルドシート付き電動自転車

子どもは前についたチャイルドシートに座っていた。

その日の朝も、いつものように子どもの機嫌が悪くバタバタしてしまった。

いやがる子どもを無理矢理自転車のチャイルドシートに乗せて、無理矢理ヘルメットをつけて、無理矢理シードベルトをして、慌てて出発。

保育園までの道は信号のない住宅街の細い路地を抜けていく。

家を出てからまだ約100mくらいの、信号のない十字の交差点。

右から車が来ないことは確認できて、そのまま減速せずに交差点につっこんだ。

このとき、なぜか右しか見ていなかった。

交差点

 

その瞬間、左から車が来たことに気づく。

ガッシャーン

気付いた時には地面に倒れていた。

 

 

うえーーん うえーーーーん

子どもの泣き声が聞こえて、ハッとする。

・・・どこだ?

あれ?

子どもはどこにいる?

 

 

自転車は2~3mくらい右後方に位置に倒れていた。

子どもはチャイルドシートの中に収まったままの状態で泣いていた。

冬だったので寒くないようにチャイルドシートのビニールカバーを付けていた。カバーはかかったままだった。

 

駆け寄ろうとするも左足が痛い。

 

これはおそらく立ち上がれないと悟る。

 

 

這いつくばって自転車まで辿り行き、子どもを引っ張り出す。

 

ヘルメットもしているし、チャイルドシートの中にすっぽり収まっていたから、地面にどこかを強く打ち付けた様子はない。

傷もなさそう。

とにかく驚いて怖くて泣いている様子。

よかった、、、子どもに大けがはなさそうだった。

 

運転手の女性が慌てて降りて来て私に声をかける。

女性
女性
大丈夫ですか!?痛いところはありますか!?

わたし
わたし
はい、すみません、とりあえず左足が痛いです。

歩けない私を車の後部座席に抱えて乗せてくれて、近くの空き地まで移動した。

女性
女性
警察に連絡しないと!その前に救急車も!!

慌てている。

 

とりあえず私は夫に連絡しよう。

わたし
わたし
自転車で車と事故起こしちゃった。

夫
・・・は!?

 

夫がすぐに駆けつけてくれた。

 

私は立てないので子どもを抱っこしたまま、乗せてもらった車の後部座席で待つ。

女性と夫が会話をしている。

警察や救急車に電話している声がする。

 

なんだか大変なことになっちゃったな・・・

 

子どもはまだ泣いているが、少し落ち着いてきた。

そろそろ泣き止みそうだ。

 

左足が痛い。

あー早く痛み引かないかな。

 

なんとなく他人事。

事の重大さがわかっていない。

このときはまさか骨折しているとは思っていない。

人間は不思議なもので事故の直後には痛みをあまり感じにくいらしい。

 

アドレナリンが出ていると、そのあたりの感覚は鈍くなるのか。

子どもを抱きしめながら、警察と救急車の到着を待つ。

事故から約5分。

救急車が到着。

自力で歩けないので、担架で運ばれる。

 

子どもはこの時には泣き止んでいて、救急車が来たことにむしろ大喜び。

まさか大好きな救急車に乗ることになるなんて、、、

救急隊員の方に状況を説明する。

隊員「どこが痛いですか?」

私「左足が痛い。足首から下が全体的に」

隊員「ここ、痛いですか?指先、しびれている感じありますか?」

私「しびれて、、、ます。じんじんするというか。」

隊員「じゃあここは?ここ、触っている感覚わかりますか?」あちこち触る。

私「うーん、わかるようなわからないような。」

なんか全体的に痛くて、じんじんしている。

触られてるのかどうかもしびれているのかどうかもよくわからない。

隊員「ほかに痛い箇所は?頭は打ちましたか?」 

私「打ったかもしれない、、よく覚えていません。」

隊員「打ってますね、たんこぶになっています。」

私「ああ、ほんとだ。いてて」

 

子どもは無傷

隊員「お子さんも一緒に自転車に?」

私「はい。」

隊員「倒れたとき、お子さんはチャイルドシートの中にいましたか?」

私「はい。」

隊員「ヘルメットもしていましたか?」

私「はい。」

隊員「ちょっとごめんねー」

子どもの洋服をめくったり、あちこち触ったりしている。

びっくりして目をつむって耐える子ども。

隊員「お子さんは外傷もないようですし、痛みを訴えている様子もないですね。救急搬送されるのはお母さんだけです。怪我人は1名。

お子さんについて心配でしたら後日小児科を受診されてくださいね。」

私「わかりました。」

この状況では子どもは無傷と判断されるらしい。

 

救急隊員の方はその道のプロでベテランだ。

急患かどうかの判断はかなり信頼できるだろう。

チャイルドシートのシートベルトとヘルメットはどちらも外れずに装着していた。

痛みを訴える様子もない。

この状況では子どもは無事であることが多いらしい。

今の時代、自転車のチャイルドシートは安全性にはかなり配慮されて設計されているんだろう。

隊員「これから搬送先を探して、見つかり次第出発します。」

私「子どもと一緒で大丈夫ですか?夫は仕事のため付き添えないんですけど。」

隊員「大丈夫ですよ。ただ、検査のときはお子さんは一緒にいられませんので、看護師さんに預けることになると思いますが大丈夫ですか?」

私「、、泣くと思います。」

隊員「まぁそうですよね。」

その後5分くらいして警察が到着。

外では運転手の女性が状況を説明しているらしい。

私は救急車の中で待機。

しばらくすると救急車に警察官の方が来て、私の事情聴取。

警官「交差点に入る前に一旦とまりましたか?安全確認しましたか?」

私「いいえ、すみません。」

警官「気を付けてくださいね。そこ、見通し悪いですから。次からはちゃんと安全確認してください。」

私「はい、すみません、、」

警察官の方は私の怪我は一切気にせず、説教してきた。

いや、確かに私が悪いんだけどさ。

そしてすぐに「何かあったら連絡ください」と警察署の連絡先を書いたメモを渡し、早々に降りて行った。

 

本人不在でも実況見分は続く。

搬送先が決まり、救急車が出発することに。

でも現場ではまだ警察が事故の実況見分をする必要があるという。

それは夫と女性で対応してくれるらしい。

私と子どもは病院へ向かうことになった。

子どもはピーポーピーポー鳴りながら動き出した救急車に大喜び!

隊員「車内は結構揺れます。お母さんはシートベルトしていますが、お子さんはしていないのでしっかり抱っこしていてくださいね。」

子どもは抱っこされながらあちこち設備を触って喜んでいる。

子どもを抱きかかえながら、母や会社、保育園に電話しているうちに救急車は搬送先の病院へ到着した。

救急病院に到着する。

看護師さん「足は整形外科の先生に診てもらいますね。あとは頭も打っているようなので、頭のCTを撮って脳外科の先生にも診ていただきます。」

看護師「まずは頭のCT撮りますね。お子さん、ちょっとお預かりします。」

子ども、泣き出す。

看護師さん、容赦なく引っ剥がして連れ去る。

頭のCTは、頭をちょこっと機械につっこんで、ウイーーーン

あっという間に終わった。

子ども、いったん返却。

看護師「次は足のレントゲンとります。」

レントゲンの部屋の前で子どももう一度回収。

レントゲンは3枚くらい撮影で検査終了。

看護師「これで検査は終了です。先生が来たらお呼びしますので待合いでお待ちくださいね。」

と子どもを返却されて待合い室にて待つ。

ちょうど病院の開院時間に差し掛かっていて、外来患者の方々も結構来ている。

子どもは若干飽き始めている。

それもそうだ。事故に遭ってから、移動はしているもののずっと私の膝の上だ。

でも歩かせてあげることはできない。私が歩けないから。

左足がじんじん痛い。

うん、歩けそうにない。

気持ちは少し落ち着いてきた。それと同時に足の痛みを感じるようになってくる。

まずは脳外科の先生の診察から。

先生「頭打ったの?どこ?」

後頭部に手を当てる。

何やらノギスのようなものを当ててサイズを測る。

先生「あーこりゃ大きいね。7cm。」

大きいのか。しっかり打ったんだな。よく覚えていないけど。

脳のCT写真を見る。 

先生「とりあえずは問題なさそうですね。」

「何か異常がある場合は、1,2か月後に症状が出ることがあります。しばらくしてこんな症状が出てきたらすぐにいらしてくださいね。」

と、症状のことが書かれた紙を渡されて終了。

次に整形外科の診察を待つ。

そのタイミングで実母が病院に到着。

子どもを託して、整形外科の診察へ。

先生、私の姿を見るなり、

「ああー痛そうだね。ここと、ここ。痛いでしょ?」

容赦無く左足の一番痛いところを押す。

私「いたーいい!!!」

先生「ここと、ここ、折れています。

足の甲の骨ね。第2中足骨、それから第5中足骨、2本の骨折です。」

 

 

骨折か。生まれて初めての骨折。

意外と冷静だった。

骨折ってこんな程度の痛みなのか。

という感想。

痛いけど、陣痛の方が痛かったし、お腹を下した時の方が痛い。

なんだったら小指を机の角にぶつけたときの方が短時間ではあるが痛いよう気もする。

先生「ずれているわけではないので、手術は必要ありません。

固定して、しばらく安静。

しばらく通院が必要になります。ここだと遠いので、ご自宅から近いところに通院されますか?」

私「はい、そうですね。」

先生「では今日は応急処置で固定だけしておきます。明日にでもお近くの整形外科を受診してくださいね。」

何やら分厚い湿布のようなものを持ってくる。

そして私の足から膝くらいまで沿わせて、その上から包帯を巻かれた。

先生「これはしばらくすると固まりますから。」

私「固定していたらこのまま歩けますか?」

先生「とんでもない。2カ月くらいは両手に松葉杖ですよ。」

私「2ヵ月も、、、。普通にあるけるようになるのは何カ月かかりますか?」

先生「少なくとも3ヵ月くらいはかかるかな。」

、、全治3ヶ月。

こんな会話をしているとさきほどの湿布のようなものが固まった。

こぶしでたたくと、コンコンと固まっているのがわかる。

すごいな。なんて便利なギプス。型とって石膏で作るのかと思ってた。

怪我をするのは一瞬。治すのには時間がかかる。

診察はこれにて終了。

続いてお会計だ。

受付のお姉さん「お会計は、今回は事故なので自賠責保険の適用ですかね?そうするといったん自費診療で清算いただくことになりますので、、6万円です。」

6万円、、、!?

私「すみません、持ち合わせていなくて、、、」 

お姉さん「大丈夫ですよ。預り金ということで5000円か1万円で大丈夫です。」

 私「じゃあ5000円で。」(その選択肢で1万円にする人いるのだろうか?)

お姉さん「後日、相手方の保険会社からご連絡いただければお預かりした預り金は返金させていただきます。預かり証をなくさずにお持ちくださいね。」

6万とはびっくりした。

自費診療の場合、治療費は病院が自由に決めてよいことになっている。

その病院では、通常の診療の2倍と設定しているらしい。

そうすると、通常診療だと3万円だったということか。

健康保険の適用だったら3割負担だから、1万円弱になるんだな。と計算していた。

 

その後、タクシーで帰宅し、現実に戻る。

ああ、そうか。今日は仕事行くはずだったんだ。

あのレポートもあのデータも作らないと。

と少しだけ仕事を気にかけるが、仕事に行くどころではない。

歩けない。

 

 

帰ってきてはじめて事の重大さに気が付く。

はぁ。これからどうしよう・・・

途方にくれた。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です