妊活のため不妊病院に通い始めて、排卵誘発剤を処方されるようになった。
処方される排卵誘発剤の種類はクロミッドやレトロゾールなどあるけど・・・
副作用で困っているのが
どれを飲んでも偏頭痛が起こる!!!
ということ。

もともと片頭痛持ちで、天気が悪い日とか、慣れない移動をした日とか、寝過ぎた日とかに片頭痛はやってくる。
普段は週に1回くらい、月に4回くらい、片頭痛の発作日がある感じだ。薬を飲んで寝れば治るので、2日連続片頭痛が起こることはほとんどなかった。
しかし!!
排卵誘発剤を飲み始めると、ほぼ必ずといってよい、飲んだ翌日に片頭痛が来る。
し・か・も!!
クロミッド服用期間中は、連続して片頭痛が起こる日がある。
だいたいクロミッドを飲むのは5日間。
その5日間+飲み終わって2日の合計7日間のうちに、3~4日は片頭痛に悩まされている。
普段の3倍くらいのペースで片頭痛が起こるから、ものすごく辛い・・・
調べてみると、ネット上で私と同様の症状の人を発見!!
排卵誘発剤を飲むと頭痛が起こる人って少なくないみたい。
この原因と対策を考えておく。
Contents
頭痛が起こるのはエストロゲンの影響

女性ホルモンのひとつであるエストロゲン。
エストロゲンが片頭痛に関連していると言われている。
エストロゲンは前回の生理が終わると、排卵に向けて増え、排卵時に急激に減ります。その後また増えて次の生理に向けて減少するという周期を繰り返します。エストロゲンの分泌が急激に減少するとき、脳内のセロトニンやカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)と呼ばれる神経伝達物質のバランスが変化します。このことにより、神経に炎症が起こったり頭の血管が拡張したりすることで、頭痛が起きると考えられています。
以下の図を見てわかるように、エストロゲンが減ると片頭痛が起こりやすいらしい。
排卵誘発剤はエストロゲンを減らす?
エストロゲンが減る時期に片頭痛は起こりやすい。
エストロゲンがどんどん増えていく時期で片頭痛が起こりにくい時期のはずなのに、なんで片頭痛が起こるんだろう?
その答えは、排卵誘発剤の作用が「エストロゲンを減らしている」から。
もう少しちゃんと言うと、排卵誘発剤はエストロゲンを減らしているのではなく、エストロゲンを隠して脳に「エストロゲンが足りてない」と思わせているらしい。
エストロゲン不足状態だと思った脳は、「エストロゲンが足りてないってことは卵胞がまだまだ育ってないってことね!卵胞、早く育ちなさい!!」と卵胞を育てるホルモンを多く出す。
これが結果として排卵誘発剤としての効果となる。
(注)クロミッドとフェマーラは作用機序が異なるが、擬似的にエストロゲン不足状態を作っているという点では共通している。
排卵誘発剤の効果で、エストロゲンが不足状態になっているため、片頭痛が起こりやすいのだ。
片頭痛が起こらないようにするためには?

① 排卵誘発剤を止める
頭痛があまりにもひどいなら、医師に相談して排卵誘発剤を飲むことをやめてしまおう。
飲まなくても卵胞が順調に育つこと、片頭痛が辛すぎて耐えられないのなら、それも選択肢の一つ。
だから、頭痛は辛いけど排卵誘発剤は飲みたい。
② 片頭痛専用薬を常備する
片頭痛は予防するにしても、確実に防ぐことはできない。
だから、起こった場合を想定してちゃんと効く薬を持っておくことが重要。
いざ片頭痛が起こっても、すぐに飲めば薬が効くのでなんとかしのげる。
③ ビタミンB2とマグネシウムを摂る
片頭痛予防には、栄養を十分に摂ることが欠かせない。
中でも、ビタミンB2とマグネシウムは片頭痛予防の効果があると言われている。
ビタミンB2は豚肉、魚介類、牛乳、チーズ、卵など、日常摂取しやすい食品に多く含まれている。
マグネシウムは海藻や豆腐に多く含まれている。
食事で気をつけて摂るようにし、足りなさそうならサプリメントで補おう!
④ ゆったり過ごす
片頭痛を誘発しがちなストレスに晒されないように、できるだけゆったり過ごそう。
雨の日、風の日、暑い日、寒い日は外に出ない。
できるだけ家にいる。
何も予定を入れない。
よく寝る。(でも寝すぎると逆に片頭痛が起こりやすくなるので寝すぎもだめという面倒な体質)
乗り切った先にはハッピーが!?

辛い辛い片頭痛期間。
でも、その辛い期間を乗り切った先には、卵胞が育って、妊娠が成立するかもしれない。
そう信じて、がんばる。
妊娠したらエストロゲンホルモンが安定するため、妊娠中は片頭痛が起こりにくくなるらしい。
がんばって乗り切ろう!!