妊活をしているけどタイミングを取るのが億劫・・・
だって行為の時間がかかりすぎて疲れるんだもん!
妊活中は毎日タイミングを取る方がいいとか、一日おきとか言いますよね。
とにかく排卵期はできるだけ多くタイミングを取るのが妊娠率アップへの近道!
な・の・に・・・
生々しい話ですみませんが、私たち夫婦の場合、1回あたりの挿入時間が軽く30分とか超えます。。。

これって、遅漏ってやつだよね?
サクッとタイミング取ってすぐに寝れるなら、週に何回でもがんばれるけど・・・
妊活したい。でも行為が辛い。
どうしたらいいんだろう?と悩んでいた私の解決方法を紹介します。
Contents
15分以上は遅漏?

遅漏とは何分かかる場合をいうのだろうか。
アモレークリニックさんの記事を読んでみた。
遅漏には医学的な定義は定まっていないらしい。
なぜなら、パートナーとの関係性の問題が大きいから。
付き合い立ての盛り上がっている時期なら、何分かかろうが何時間かかろうが、スキンシップは楽しく感じられるかも。
でも、妊活として義務的に行為するようになると、時間がかかるとお互いに苦痛に感じてくるかも・・・
というように、一概に「何分かかったら遅漏=問題がある」とは判断できない。
とはいえ、客観的なデータとして、
- 女性の理想的な挿入時間は13~15分以内という調査結果がある
- 一般男性は膣内挿入後5~6分で射精に至る
と書かれていた。
ということは、
- 15分以上かかる
- 女性もしくは男性のどちらかが苦痛を感じる
の両方に当てはまるなら、遅漏と言えそうだ。
うちの場合は、30分くらいかかるのと、私が「もういや」と感じているので、たぶん遅漏と言えるんだろう。
遅漏は立派な「膣内射精障害」

私は不妊治療で専門クリニックに通っていた。
通い始めの頃はひととおりの検査をしつつ、タイミング法から始めることになった。
排卵が近づいてくると「〇日と〇日にタイミングを取ってください」と医師から指示される。
遅漏のせいで射精に至る前に私がギブアップしてしまうこともあったので、言われた日にタイミングを取れるかどうか心配だったので聞いてみた。
そういった症状を膣内射精障害と言います。
人工授精の適応です。
遅漏が膣内射精障害だったとは。
遅漏とはいえ時間をかければできるんだから、障害ではなく単純に夫婦の問題だと思ってた。
夫は障害だなんて微塵も思ってないだろうし。
むしろ、長い時間かけて行為することを「女を満足させてやれるオレ」ってプライドすら持ってそうだ。
そうか、障害だったのか・・・
医師に言われて少し肩の荷が降りた。
人工授精なら精子を処理して注入しますので、妊娠率も上がります。
そういった症状をお持ちならタイミング法を進めるよりも、人工授精から始めることを推奨しますよ。
私は少し考えてみることにした。
解決策:シリンジ法と人工授精の併用
苦痛が多いタイミング法を繰り返すよりも、人工授精をしたい。
私の心は決まっていた。
人工授精の場合は排卵に合わせてピンポイントで通院しないといけないけど仕事の都合で毎月確実に通院するのは無理そう。
人工授精ができそうにない月はがんばってタイミング法をするしかないのか・・・
そんなときにネットでみかけたある方法を思い出した。
それが「シリンジ法」
シリンジ法とは

シリンジ法は、男性に精液をカップ等に出してもらい、その精液をシリンジを使って女性の膣内に注入する方法のこと。
人工授精とシリンジ法はかなり似ている。
夫にやってもらうのは「精液を出してもらう作業」だけなので、ほとんど同じだ。
夫にこの方法を提案すると、最初は人工授精もシリンジ法も渋っていた。
でも私は子どもの欲しさとタイミングをしたくないという一心で説得した。
- 子どもが欲しい。絶対に欲しい
- ダラダラと妊娠しない方法を続けているうちに年を取れば妊娠率が下がってしまう
- 排卵時期に何回もタイミングを取るのは時間的にお互い大変すぎる
- 実は私は性交痛が辛いことがある
- 仕事が忙しい平日はシリンジ法、休日はできればタイミング法という感じで併用してやりたい
- 人工授精より安くできる(保険適用前の当時は1回25,000円でした泣)
- 私は何度も病院通って痛い検査もするけど、あなたは家で出すだけでいいんだよ!?←言い方(笑)
シリンジ法の効率性を訴えたら、協力してくれるようになった。
何回かシリンジ法を繰り返すうちに夫はその良さを実感。しまいには「何て楽なんだ。プレッシャーもないし、疲れない。最初からこれやってればよかったね。」なんて言い出す始末。最初は渋ってたくせにー!!!
シリンジ法で妊娠するためには
シリンジ法の手順
私はプレメントというメーカーのシリンジと採精シートを使った。
プレメントのシリンジは、シリンジとカテーテルが別包装になっている。
1つひとつ個包装なので、毎回清潔な新しいものが使える。
実際のやり方手順を順番にみていこう!
写真に使っている液体はオレンジ味のゼリーですのでご心配なく!!
① 採精シートを貼る(採精カップを用意する)
まず、採精の準備をしましょう。
プレメントの専用採精シートを使う場合は、広げて壁に貼り付ける。
採精シートを使わない場合は、採精用の清潔な紙コップ等を用意。
② 精液を出してもらう
ここは夫のがんばりどころ。
①で用意した採精シート(カップ)に精液を出してもらう。
プレメント採精シートなら、そこにめがけて写生してもらいましょう。
こんな感じに出してもらったら、旦那さんの役目はおしまい!
採精の最中は私は別部屋で待機していることが多かったです!ときどき手で手伝ったりもしてました。
なお、口でのお手伝いはよくないそうです。
③ シリンジに精液を吸い取る
シリンジを1本開封し、精液を吸い取る。
1滴残らずしっかり吸い取りたい!
④ シリンジにカテーテルを付けて、膣内に注入する
精液を吸い取ったシリンジの先にカテーテルを装着する。
そして、膣内に注入する。
私はトイレに座って注入し、その後はベッドに移動して寝ていました。トイレ〜ベッド間は普通に歩いてたけど、精液が漏れ出てくることはありませんでした。(翌日出てくることはあったけど、出てきても精子はもう子宮に向かっているので問題ないらしいです)
心配な方や自分での注入に自信がない方は、ベッドに寝転んで旦那さんにやってもらうと安心かも!
シリンジ法の妊娠率は?
では統計的なデータをみてみよう。
シリンジ法を6周期行った場合の最終的な妊娠率のデータがこちら。
20~33歳女性 | 68.9% |
33~36歳女性 | 42.8% |
36歳以上 | 25.0% |
プレメントホームページ「シリンジを用いた膣内授精による妊娠結果の研究論文について」より引用
30代前半までの女性なら、4割以上の方が半年で妊娠するという結果に。
私はプレメントシリンジ3回目で妊娠
ちなみに私は33歳、プレメントシリンジ法3周期目で妊娠しました!

不妊病院での人工授精とプレメントシリンジを併用して半年くらい経った時点で、妊娠しました。
直近半年間の妊活歴
人工授精1回目(妊娠せず)
↓
人工授精2回目(化学流産)
↓
プレメントシリンジ法 1回目(妊娠せず)
↓
人工授精3回目(妊娠せず)
↓
プレメントシリンジ法 2回目(妊娠せず)
↓
プレメントシリンジ法 3回目 妊娠!!!
気合を入れていたのは人工授精の周期だけで、シリンジ周期はダメ元くらいの気持ちやっていたので、びっくり。
しかも、妊娠した周期は排卵検査薬で陽性が出たその日にシリンジ法を1回やったきりで、それ以外はタイミングも取れていなかった。
もし私と同じように遅漏の旦那さんに悩んでいる方がいたら、ぜひ試してほしい方法です!
あなたのもとに、赤ちゃんが来てくれますように。
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