交通事故実録

自転車で子どもを乗せて走行中、乗用車と激突した

交差点

年末が差し迫ったとある日の朝。

まだ少し薄暗い時間帯。

子どもを保育園に送るため、いつものように自転車で家を出た。

乗っていた自転車は前乗せチャイルドシート付き電動自転車。

子どもは前の座席に座っていた。

その日の朝も、いつものように子どもの機嫌が悪くバタバタしてしまった。

いやがる子どもを無理矢理自転車のチャイルドシートに乗せて、無理矢理ヘルメットをつけて、無理矢理シードベルトをして、慌てて出発。

保育園までの道はほとんどが信号のない住宅街の細い路地。

家を出て100mくらいの場所、信号のない十字の交差点。

右から車が来ないことは確認できて、そのまま減速せずに交差点につっこんだ。

その瞬間、左から車が来たことに気づく。

交差点

ガッシャーン

気付いた時には地面に倒れていた。

子どもの泣き声が聞こえて、ハッとする。

どこだ?

子どもはどこにいる?

自転車は2,3m離れた位置に倒れていた。

子どもはチャイルドシートの中に収まったままの状態で泣いていた。

駆け寄ろうとするも左足が痛い。

これはおそらく立ち上がれないと悟る。

はいつくばってハイハイして自転車まで行き、子どもを引っ張り出す。

ヘルメットもしているし、チャイルドシートの中にすっぽり収まっていたから、地面にどこかを強く打ち付けた様子はない。

傷もなさそう。

とにかく驚いて怖くて泣いている様子。

よかった、、、大けがはなさそうだった。

運転手の女性が慌てて降りて来て私に声をかける。

女性「大丈夫ですか!?痛いところはありますか!?」

私「はい、すみません、とりあえず左足が痛いです。」

歩けない私を車の後部座席に抱えて乗せてくれて、近くの空き地まで移動した。

女性は「警察に連絡しないと!救急車も!!」と慌てている。

とりあえず私は夫に連絡しよう。

夫に電話する。

「ごめん、、事故っちゃったんだけど、、家のすぐ近くなんだけど来てくれる?」

夫がすぐに駆けつけてくれた。

私は立てないので子どもを抱っこしたまま、乗せてもらった車の後部座席で待つ。

女性と夫が会話をしている。警察や救急車に電話している声がする。

なんだか大変なことになっちゃったな。。。

子どもはまだ泣いているが、少し落ち着いてきた。

そろそろ泣き止みそうだ。

左足が痛い。

あー早く痛み引かないかな。

なんて思っていた。

このときはまさか骨折しているとは思っていない。

人間は不思議なもので事故の直後には痛みをあまり感じにくいらしい。

頭の中はまだ少しパニック。

アドレナリンが出ていると、そのあたりの感覚は鈍くなるのか。

子どもを抱きしめながら、警察と救急車の到着を待つ。